MZ700

前回書いたマイコンキットの次に買ったのは、シャープの8ビットパソコンMZ700だった。

これは自分で買ったものではなく親に買ってもらった。

その頃一般的だったモニター一体型ではなく、キーボード一体型のマシンでモニターはTVをつなげて使っていた。

basicはもちろん動作するが、付属のカセットテープから読み込ませる方式。

拡張性を考えてのことだが、結局システムはbasicだけで終わった。ただ面白いのは、拡張で追加したプロッター・プリンター。

ロール紙にペンを滑らせて図形を書くもので、basicからも操作できこれは遊べた。

あと、カセットテープの代わりに開発されたクイックディスク。フロッピーディスクもどきだが、シーケンシャルな書き込みしかできない、いわゆるレコード式のメディア。

とはいえカセットテープよりもはるかに速いし、幾つかゲームソフトもそのメディアで発売されたので、買って遊んだ記憶がある。

買ったのはまだ学生時代だったが、自分の子供にも一度遊ばせたことがあるので、10年ぐらいは手元に置いていたと思う。

最後は静電気にやられて、basicのプログラムも文字化けしてまともに動かなくなってしまっていた。

これでオセロゲームを作って遊んだことを思い出す。そのコードもマシンと共に消えてしまったのは今でも惜しい。

昔どんなコードを書いていたのか、全く記憶も記録もない。残念でならない。