黙祷

東日本大震災から4年経った。毎年会社ではこの日黙祷する。

4年前の今日も同じところで仕事をしていたが、大きな横揺れを感じて戸惑ったことを覚えている。

これは目眩か、とうとう自分もここまで来たか、と思ったら天井の蛍光灯が揺れていたので、目眩なのではなく地面が大きく揺れているのだとわかった。

しかし警報もアナウンスも何もない。毎年避難訓練している意味がない。そのうち揺れもおさまって、ここら辺は何事もなく仕事を終えた。

どこが震源地か気になって調べてみると、とりあえず家族のいるところではないということがわかって少し安心したという記憶がある。

家に帰ってテレビのニュースを見て愕然。大きな揺れだったから被害は出ているだろうとは思っていたが、あの津波の映像には本当に驚いた。

それから原子力発電所の水蒸気爆発。

あれも衝撃的だった。

自分にも何かできないかと少しばかりの義援金を振り込んだけれど、無力さしかない。

せめて仕事を頑張って景気が良くなって、間接的にでもお金が回るようにして行くことだけが今の自分にできること。