ルールは守るだけのものか

何をするにしてもまずルールを決めなくてはいけない。

複数の人が関わるものにはルールを設けておかないと意見の対立が常に起きてこちはスムーズに進まない。

だからルール作りは大切で、初めにこの取り組みがいい加減だと後々トラブルが頻発することになる。

しかしここからが問題で、一旦作ってしまったルールは何が何でも守るということが求められてしまう。

確かに苦労して決めたルールをそう簡単に変えてしまってはルールそのものの価値が失われてしまいかねないし、そうなったルールは誰も守ろうとはしなくなることは目に見えている。

かといって現実にそぐわなくなってしまったルールにしがみついて守ろうとするのはなんか変。

だからルールは作ることも大事だがそれをどう運用していくのか、それはいまの状況にそぐわなくなっていないか、常に監視して評価することの方がより大事なのではないかという気がする。

プログラミングの仕事でもルールはあって、コーディングルールや作業手順、履歴管理、認可など結構縛られている。

いままでの仕事のやり方であれば何の問題もなかったこれらのルールも、開発スピード重視に舵を切った途端足枷になることは大いにあり得る。

ルールに足を引っ張られる前に、ルールを変える勇気を持つことが必要だと考えている今日この頃。