電脳戦

コンピューター将棋とプロ棋士との戦い。

もう既に始まっているらしい。将棋好きなプログラマーとしては非常に興味のあるイベントだがなかなか見る時間がない。

初めてパソコンと出会って初めの頃からコンピューター将棋には興味があった。しかしもう既に社会人になっていたし、ソフトを買って自分で対戦してみることぐらいしかできなかった。

最初は弱かった。自分でも勝てるくらいだったから。だから自分で強いアルゴリズムを考えられたらどれだけ面白いことになるか、妄想だけでワクワクしたものだった。

ただ結局アルゴリズムを考えてそれをプログラミングする訳なので、考えた人間の将棋の腕にかなり依存するのではないかとも思った。

だからこのアルゴリズムを極める方法ではいずれ限界がきて、プロ棋士に勝てるまでには強くすることなどできないような気がしていた。

で、bonanzaが出てきた時は衝撃だった。いわゆる学習機能を入れたということ。これはコンピューターにとってはベストな方法だと感じた。

アルゴリズムを覚えさせるより、過去の棋譜を手当たり次第に入力して学習させたほうがコンピューターにとっては遥かに易しい。

これでプロ棋士に勝てる日も遠くない。

自分もこの世界に関わりたかった。もう少し若ければと非常に残念。