将棋との付き合い

将棋は割と早くにルールを覚えて指していたと思う。やはり周りに指す人がいると影響される。

負けず嫌いでそれでいて執着心も強いから、負けると勝つまでやりたくなる。

しかし自尊心も強いので自分からやろうとは言わない。こんな性格では対戦相手が見つかるわけがない。

だからルールを覚えるのは早かったが、学校でもやる機会がほとんどなかったのだが、どいう理由か一時将棋が学校のクラスで流行って休み時間になると将棋盤を取り出してみんなが指すようになった。

その時はやっぱり誰にも負けたくなくてかなり意地になって勝負した記憶がある。だからクラスの中でも強い方ではあったと思うが、流行りがおさまると熱は冷めて将棋から離れていた。

しかし詰将棋だけは続けていたように思う。新聞の読む欄がTVの番組表と将棋のコーナーだけという日常だった。

次に人と対戦する機会に恵まれたのは、大学4回生の時。研究室で卒研の傍ら暇さえあれば将棋を指していた。

そこで初めて将棋の本を読んで戦法などを学んで、その奥深さを知って、もっと将棋の世界を知りたくなった。

だから将棋は趣味というよりも、何か自分の中にとどめておきたいもの、知っておきたい対象として存在している。